エネラボ

コラム

2022.05.11 電気代もエネルギーも節約!~エアコン編その1~

これから暑い時期がやってくる中で気になるのがエアコンにかかる電気代ですよね。
普段使っているエアコンにどれくらいの電気代がかかっているかご存知でしょうか。
部屋の温度を快適に保つのにとても役立つエアコンは、重宝される家電アイテムです。
本日は、エアコンにかかる電気代の計算方法や節電の方法を紹介します。


●エアコンの平均電気代は?
2021年の2人以上の世帯の年間平均電気代は123,804円です。
そのうち7.4%がエアコンの年間平均電気代9,161円となります。
単身世帯と同様に使用期間10ヵ月で計算をすると月当たりのエアコン平均電気代はおおよそ約916円程度となります。


この金額はあくまで平均であり、実際のエアコンの電気代は家族構成や部屋の広さなどさまざまな条件によって変わります。 寒暖差の激しい地域では多く電力を消費するため、高額になりやすい傾向があるなど、地域による金額の違いも見られます。 エアコンの平均電気代を実際にかかっているエアコンの電気代と比較し、節約する際の目安にしてみてはいかがでしょうか。



出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)「単身世帯」・「二人以上の世帯」
   一般社団法人日本冷凍空調工業会「期間消費電力量を省エネ性のめやすにお選びください」



① エアコンの運転モードを使って電気代を節約する方法
・送風を活用!
送風はエアコンで最も電気代がかからないモードです。寒さや暑さが厳しい時期は難しい場合もありますが、外の空気と室内の空気の温度差が大きく開いていない時期であれば、送風で十分快適に過ごせるでしょう。


・風量設定を「自動」に!
風量を自動設定にしておくと、「強風」で一気に設定温度まで到達させます。設定温度になった後は自動で「微風」や「弱風」の状態に切り替わるので、一番効率よく稼働させることができます。
初めから弱風や微風で運転させると、設定温度に到達するまで時間がかかり、その分余計な電力を消費することになるので、電気代を安くするためには風量の設定を自動にするのがおすすめです。


・設定温度に気を付ける!
エアコンは、室内の温度を設定温度に到達させるまでに最も多くの電力を消費します。このため、エアコンをつける前の部屋の温度と設定温度の差が大きければ大きいほど高い電気代がかかります。必要以上に設定温度を低めもしくは高めにしていると、その分必要な電力は増えていくため、注意が必要です。節電のためには、自分が普段設定しているエアコンの温度を一度見直してみることをおすすめします。


・風向きを変える!
効率的に部屋を温めたり冷やしたりするための風向きは、冷房の場合と暖房の場合で異なります。空気の性質上、冷たい空気の方が温かい空気よりも重い、というものがあります。つまり、冷たい空気は下に、温かい空気は上に行きます。このため、冷房の際は風向きを上に、暖房の際は風向きを下にすることで空気が循環し、効率的に部屋を快適な気温にすることができます。


エアコンの運転モードを使って電気代を抑える方法を紹介しました!
次回はエアコン編その2をお届けします

参考:一般社団法人 日本冷凍空調工業会
   https://www.jraia.or.jp/product/home_aircon/e_saving_energy.html

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